古くなった家のリフォームをして、快適な生活をしたいと考えているのに、
- キッチン・お風呂のリフォームをしたいけど、どこの会社に頼めばいいの?
- リフォームって何から始めればいいの?
そんな方のために『信頼できるリフォーム会社の選び方9選』を紹介します。
一刻も早くリフォーム会社を選びたいという方は『リフォーム一括見積もりサイト・おすすめ5選!』へ飛ぶことができます
優良リフォーム会社の選び方9選
1.自社で施工しているか?
2.必要な資格を持っているか?
3.工事実績はあるか?
4.提案は適切か?
5.納得できる回答をしているか?
6.担当者との相性は良いか?
7.施工会社は家から近いか?
8.保証・アフターサービスはあるか?
9.リフォーム業界の発展や消費者保護を目的とした団体に加盟しているか?
1.自社で施工しているか?
建築業界は昔から下請けが一般的ですが、契約だけ取って「丸投げ」する業者は良いリフォーム会社とは言えません。
営業だけで、施工は下請けの会社に丸投げしている業者もあります。
自社で施工していないとアフターサービスがなかったり、アクシデントに対応できなかったりとトラブルの原因になりかねません。
大工・設備・電気など各部門のチームがしっかり構築されていて、自社責任の元工事を進めるのが優良業者です。
自社で行わずに、下請けの会社に依頼すると費用が割高になってしまう場合もあります。
ムダな中間マージンが無く、しっかり工事を管理してくれる自社施工のリフォーム会社を選びましょう。
自社施工の見分け方は?
自社施工かを見抜く方法は簡単です。
「塗料や建築資材を置いてある倉庫の確認」と「社員としての職人」がいるかです。
完全自社施工と言いながら「塗料や資材を置いておく倉庫の無い」業者が殆どです。
資材の在庫を抱え職人を会社で雇用し、アフターメンテナンスまで責任を持って行える体制を整えて、はじめて「自社施工で安心」と謳えるのです。
会社に塗料や建材を在庫するための倉庫があるのか?職人が社員として勤めているか?を実際に訪問して確認させてもらいましょう!
2.必要な資格を持っているか?
リフォームといっても、その工事内容は一戸建ての建築から壁紙の張替えまで多種多様です。
請負金額が500万円未満の場合、リフォームの工事では特に資格を必要としません(水道工事、ガス工事、電気工事は除く)
そうは言っても、無資格な業者では正しい知識があるかどうか分からず、技術面でも不安になりますよね。
そこで、優良なリフォーム会社が主に有している資格をご紹介します。
- 建設業許可
- 建築士
- 建築整備士
- 施工管理技士
- マンションリフォームマネージャー
- 電気工事士、電気工事施工管理技士
- ガス主任技術者、ガス設置機器スペシャリスト
- 水道技術管理者、管工事施工管理技士、下水道排水設備工事責任技術者
その他にも建築に関わる資格はありますが、できるだけ多くの資格を有している業者のほうが勉強熱心であるといえるでしょう。
信頼できるか見極める一つの基準として、資格や許認可があるかを会社のホームページなどで確認してみましょう。
3.工事実績はあるか?
リフォーム会社によって得意分野は異なります。
小規模な補修を行うスペシャリスト、大規模リフォームを専業とするプロなどで、リフォームできる範囲も変わってきます。
リフォームでは工事中に不具合を発見し、追加工事になることもあるでしょう。
そんな追加工事が発生する場合でも経験豊富な会社なら、前もって説明することだってできますよね。
また高齢者がいるご家庭でバリアフリーリフォームを行う際は、実績がある業者に頼めば、ニーズに合ったプランニングについても柔軟に対応してくれます。
何となく有名だからという理由で会社を選ぶのではなく、ご自身が望むリフォームで実際に実績のある会社を選ぶことが大切ですね!
4.提案は適切か?
家のリフォームをする場合に①機能性②見栄え③予算など、何を重要視するかは各家庭で変わってきますよね。
そんな場合でも各項目ごとに提案をしてくれる業者ならば、利益重視ではなく、依頼者の意見を尊重していると判断できるでしょう。
また「意見を強引に押し付けてこないか」も重要なポイント!
自分が望むリフォームとは違うプランを、納得できる理由も無いままに強引に勧めてくる会社とは、後々トラブルになる恐れがあるので注意が必要ですね。
5.回答力
質問をした時に、正しく答えてくれるかにも注目しましょう。
見積もり書を出してくれたけど、専門的な用語が多いため内容が全く分からない、というのはよくあることです。
見積もり金額が安かったので契約したら、後から「追加で工事が必要になった」と言われ、高額な追加費用を要求されたというケースもあります。
そうならない為にも、分からないことは必ず業者に聞きましょう。
質問した際に、説明があやふやだったり対応が不誠実だった場合は、その業者を選択肢から外すのも1つの方法です。
難しい専門用語を多用したり、伝わりにくい話し方をする業者だと、勘違いによるトラブルが起こる可能性が大きくなります。
逆に分からない点について聞いた時に、納得のいく説明をしてくれる業者であれば信用できますよね。
分かりやすく、納得できる説明をしてくれる会社を選ぶようにしましょう!
6.担当者との相性
リフォーム後のイメージを擦り合わせるためにも、コミュニケーションをしっかり取れる人に担当してもらいたいですよね。
他の人には良い担当者でも、自分にも合うかは分かりません。
しっかりとしたコミュニケーションが取れていないと、後々のトラブルに繋がる恐れがあります。
担当者の発言や態度は信頼できるものであるか、過去の打ち合わせにおいて時間や約束は守られているか、ということもチェックしておくと良いでしょう。
7.施工会社の距離は近いか?
業者の所在地が遠い場合は、緊急時にすぐに来てもらえないことがあります。
できれば、車や電車で1時間程度で現場に来れる業者が理想ですね。
また本社は近くにあるけれど実際に対応する支社の場所が遠かった、ということもあります。
住所を確認するときは、実際に工事対応する業者の住所を確認してください。
リフォーム工事は、打ち合わせ・契約・工事完了までに、それなりに年月がかかります。
大規模な工事になれば、3ヶ月から半年以上になることもあります。
そんな長い付き合いになるからこそ、何かあった時にすぐ対応してもらえる、家から近いリフォーム会社だと安心ですよね。
「どちらの会社も魅力的で、迷ってしまう」という場合には、リフォーム会社がより近い方を選んでみるのも一つの方法ですよ。
8.保証・アフターサービスはあるか?
気を付けて工事していても、壁などに資材をぶつけてキズをつけてしまう事故や、リフォームが完了した後に欠陥が見つかることもあります。
万が一の場合を想定して、保証やアフターケアなどの説明もしっかり聞いておくようにしましょう!
例えば断熱材の導入や外壁塗装などの大規模なリフォームでは、人が行うことですので悪徳業者でなくても、後に不具合が起こることがあります。
そんな場合でもアフターフォローの内容が簡単な修理のみとなっていたため、別の業者に再度依頼することになった、というケースもあるので注意しなくてはいけません。
保証をしっかり確認しなかったために、泣き寝入りする事態に陥ってしまった方も、残念ながら発生しているのが現状です。
それらを防ぐためにも、アフターフォローは何年まで保証してくれるのか、対応してくれる工事内容は何かもしっかりと確認しておきましょう。
9.リフォーム協会に加盟しているか?
リフォームに関わる団体は複数あり、国が支援しているものからNPO団体の法人もありますが、加盟しているということは、ある程度の基準を満たしていると言えるでしょう。
消費者からの信頼を得ることや、リフォーム業界の成長を目指して作られた
- 住宅推進協議会
- リノベーション住宅推進協議会
- 日本住宅産業リフォーム協会
などに加盟している業者を選べば、信頼できる会社を見つける可能性が高くなると思われます。
もちろん協会に加盟していない優良企業も数多く存在しますので、参考程度に考えてみると良いでしょう。
悪質リフォーム業者の見極め方8選
リフォームするには、多額のお金が掛かりますよね。
そのお金を狙っている悪徳業者がいるのは、紛れもない事実です。
そしてリフォーム業界には、悪質な業者が多いことで有名です。
悪質な業者が多い理由として、リフォーム業界は参入がしやすいことがあげられます。
リフォーム業は、「自宅兼事務所・電話・チラシの3つがあれば営業できる」と言われるほど、起業が簡単です。
さらに、500万円以下の工事であれば
・建設業許可
・建築に関する資格、免許
などの許可を受けなくてなくても、営業できてしまうのです。
知識が薄弱で、技術の無い業者でも、明日からリフォーム店と名乗ればリフォーム店として工事ができてしまいます。
簡単に起業でき、資格も知識も技術も必要ないという理由から、リフォーム業界は悪徳訪問販売業者やブローカー(丸投げ業者)の格好の餌食になっています。
増加するリフォーム工事トラブル件数
PIO-NETに登録されたリフォーム工事相談件数の推移は、以下の通りになっています。
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)
国民生活センターと全国の消費生活センターをネットワークで結び、消費者から消費生活センターに寄せられる消費生活に関する苦情相談の収集を行っているシステムです。
訪問販売によるリフォーム工事では、「契約をせかされて不要なリフォーム工事をした」などの相談が寄せられています。
また、点検に来たと言って来訪し「工事をしないと危険」などと言って商品やサービスを契約させる「点検商法」の相談が寄せられています。
年度 | 2019 | 2020 | 2021 |
相談件数 | 8007 | 8784 | 9734 |
騙されないために、悪質な業者を避けるためのポイントを見ていきましょう。
悪質リフォーム業者のポイント8選
悪質な業者かどうか見極めるポイントは、以下の8点です。
1.訪問販売による営業
2.不安を煽って契約を結ばせようとする
3.大幅値下げ・特別価格を提案する
4.モニター価格という言葉を使う
5.その場で契約させようとする
6.文書での契約を嫌がる
7.詳細な明細を出さない
8.詳細な見積もりを出さない
1.訪問販売による営業
セールスマンが各家庭を訪問して商品やサービスを売る「訪問販売」
訪問販売自体は、違法なものではありませんが、強引な押し売りや詐欺の被害などトラブルが頻発しています。
では全ての『訪問販売』は『悪徳業者』なのでしょうか?
その可能性は、極めて高いという事を覚えて下さい。
ちなみに外壁塗装を売りに来る訪問販売は、悪質業者の可能性がかなり高いと言われています。
もちろん、訪問販売によるリフォーム業者が全て悪質というわけではありませんが、悪徳リフォーム業者の特徴のひとつに訪問販売が多いことは事実です。
また悪質でない訪問販売会社だった場合でも、訪問会社は営業マンのノルマが厳しく、新規顧客を優先するので、緊急時に対応してもらえないことが多いでしょう。
以上の理由から、高すぎるリスクを負ってまでわざわざ、訪問販売の会社を選ぶ必要はまったくありません。
訪問販売には一切関わらないようにしましょう。
2.不安を煽って契約を結ばせようとする
「お宅の屋根が割れています。早急にリフォームしないと雨漏りしてきます。」
「お宅の床下に白アリがわいています。今すぐ駆除しないと骨組みがだめになってしまいますよ。」
外から見える欠陥を「近くの家をリフォームしていて」や「たまたま通りかかった時に気になって」などと親切なふりをしてやってきます。
外から見えない床下などは「無料点検します」と言って家の中に入ってきます。
写真を撮って見せてくる場合もありますが、別の家の写真を使う業者も実際にいるので指摘された場所はご自分の目でよく確認しましょう。
また実際には家に発生していない白アリを持参して、証拠にする業者もいるほどです。
不安を煽って契約をさせようとするのは、悪質な業者です。
契約しないことが大事ですが、不安にならないように家の定期点検をしておくことも大事ですね。
3.大幅値下げ・特別価格を提案する
「今なら特別に半額でやらせていただきます」
「今日ご契約していただくとキャンペーン価格でやらせていただきます」
とてもお得に聞こえますが、リフォ―ムに決まった定価はありません。
半額にして利益が出るということは、最初の価格がボッタくり設定だった可能性が高いですよね。
期間限定のキャンペーン価格などに惑わされて、その場で契約してはいけません。
信頼できる業者は大幅値引きなどせずに、はじめから良心的な価格を提示するものだからです。
大幅な値下げをする業者は、悪質な業者と疑って下さい。
4. モニター価格という言葉を使う
モニター商法とは広告用のモニターになっていただければ安くする、見本工事として通常にはないサービスをお付けします等といって売りつける、というやり方です。
「モニター商法」は、悪徳業者の常用手口のひとつ。
太陽光の業者の場合は、日照条件が良いのでモニターになってもらいたい、費用は半額でいい、毎月アンケートに答えるとモニター料が貰えるなど言ってきます。
しかし、安いどころか通常より高い費用を請求されることもあります。
またモニター料も、数ヶ月で支払われなくなることがほとんどです。
モニター料を支払うのもタダではありませんから、どこかしら手抜きをされてしまう可能性も高いでしょう。
モニターという言葉を使う業者は、信頼できる業者とは言えませんので、モニター価格という言葉を使う業者に出会ったら、即断わりましょう。
6.その場で契約をしたがる
悪質なリフォーム業者は、大幅な値下げや不安を煽り、何とかその日に契約しようとします。
悪質な業者の工事内容や金額には冷静になって考えたら、おかしいと思われてしまうところがたくさんあるからです。
他の会社に相見積もりを取られたり、キャンセルされたりするのが恐いので、とにかく急いで契約したがるでしょう。
また契約後はキャンセルされないように、すぐに工事を始めたがります。
契約を急ぐ業者は、悪質な可能性が高いので注意しましょう。
7.文書での契約を交わすのを渋る
悪徳リフォーム業者の手口として、工事中に「ここも」「あそこも」と追加工事を勧める特徴があります。
また頼んでもいない他の箇所を相談もせずに、勝手に追加で工事する業者もいます。
そういう業者の特徴は、文書での契約を嫌がること。
契約書でリフォームで行う工事内容を書いてしまうと、勝手に追加工事が出来なくなり、悪徳業者側としては都合が悪くなるからです。
そのため契約書を渋り、口約束だけで工事を始めようとする業者の場合は注意が必要です。
8.詳細な見積もりを出さない
工事の合計金額しか書いていないような見積もりを出す業者には注意が必要です。
一般的な見積は、単位・単価・使用する量・商品の品番などが細かく書かれています。
安全かつ満足できるリフォームを行うためにも、見積もり書はきちんと確認しなくてはいけません。
また見積もり書は出してもらったけれど、専門的な用語が多いため内容が全く分からない、という場合も多いですよね。
そんな状況で契約を交わしてしまうと、施工で不具合があっても対応を渋られることがあるので、見積もり書で分からないことは必ず業者に質問しましょう!
質問した際に、説明があやふやだったり対応が不誠実だったときは、その業者を依頼する選択肢から外すのも1つの方法です。
また見積りの金額が適正かを知るためにも、リフォームを行う際は、複数社に見積もり依頼をすることをお勧めします。
優良リフォーム会社の探し方は?
リフォーム業者の選び方や悪徳業者の見分け方は分かった。
でも信頼できるリフォーム会社って結局どうやって見つけたらいいの?と悩んでしまう方が多いと思います。
そんな不安を解消するためにぜひ活用したいのが、見積りを複数の会社に依頼でき、手間をかけずに比較できる『リフォーム一括見積もりサイト』です。
リフォーム一括見積もりサイトを利用する主なメリットは以下の4つになります。
- 見積もり比較することで、リフォームの相場が分かる。
- 複数のリフォーム会社から、様々なリフォームプランを提案してもらえる。
- 一括見積もりサイトに登録している業者は一定基準の審査をクリアしている優良会社のみ。悪質なリフォーム業者に騙されるリスクがない。
- リフォームお祝い金などがもらえるサイトもある
しかも見積りは無料で取ることができます!
見積を複数とることで適正価格を知ることができ、様々なプランから自分に合ったものを選べるため、一括見積もりサイトを使うことを強くおすすめします。
おすすめの一括見積もりサイトをまとめた記事がありますので、参考にして下さい。
>>リフォーム見積もり一括サイトおすすめ5選!優良会社の選び方もご紹介
■まとめ
リフォームを成功させるポイントは何と言っても、信頼できる会社を選べるかに掛かってきます。
安さだけで選んで失敗しないように、優良な会社かどうかをしっかり見極めて下さいね。
以下に今回のポイントをまとめます。
優良リフォーム会社の選び方9選
1.自社で施工しているか?
2.必要な資格を持っているか?
3.工事実績はあるか?
4.提案は適切か?
5.納得できる回答をしているか?
6.担当者との相性は良いか?
7.施工会社は家から近いか?
8.保証・アフターサービスはあるか?
9.リフォーム業界の発展や消費者保護を目的とした団体に加盟しているか?
悪質リフォーム業者のポイント8選
1.訪問販売による営業
2.不安を煽って契約を結ばせようとする
3.大幅値下げ・特別価格を提案する
4.モニター価格という言葉を使う
5.その場で契約させようとする
6.文書での契約を嫌がる
7.詳細な明細を出さない
8.詳細な見積もりを出さない